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“われもこう”の想い その77「第26回心の鐘コンサート」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年12月11日 その77「第26回心の鐘コンサート」

今年で26年目になる心の鐘コンサートは、まだ練馬文化センターが工事中のため、練馬区光が丘にあるIMAホールで11月22日(水)に行われました。
当初出演依頼していた盲目のピアニストの島筒さんが、数ヶ月前急に亡くなられたため、来年のコンサートに出演依頼していた西村知紘さんに急遽出演のお願いを致しました。西村さんは、練馬区内の特別支援学校の卒業生で、あかねの会にも同級生や上級生、下級生が沢山います。今回は、お友達の山田有里子さんがタップダンスで一緒に参加して下さることになりました。

プログラム

毎年、全員で話し合ってテーマを決めていますが、今年はテーマの話し合いをしていた頃、ウクライナの戦争のことが大きく報道されていました。「戦争が早く終わってほしい」という声が多く、平和を願う意見が多く出ました。
「へいわのたね」という歌が、広島の子どもたちの気持ちをまとめて作られた歌ということで、この曲を歌うことにしました。
「平和の花 ひらきますように」とその曲の中に出てくる歌詞をテーマにしました。
私たちには、戦争を終わらせる力もないし、戦争で傷ついた人たちを助けることもできない。一体、私たちに何ができるのだろうか?
平和を願い、歌を歌うこと位しかできない。でも、戦争が終わってほしい。世界中が平和になってほしいと願っている〜そんな想いでコンサートに臨みました。

心の鐘コンサートを始めた26年前から歌っている「虹色の鐘」から始まり、今回のテーマの「へいわのたね」、そして去年、生まれたあかねの会のオリジナル曲である「笑顔の輪」を歌いました。

手話クラブも一緒に「オリジナルスマイル」を歌い、体で表現しました。最後にお馴染みの「われもこう」を歌いました。今年、初めて、フルートやクラリネット、コルネットも加わり、「われもこう」を演奏しました。

二部に今回、ゲスト出演してくれた西村知紘さんが、ピアノ演奏を披露して下さいました。ショパンやベートーヴェンのクラシックから、ディズニーやマツケンサンバⅡなど、会場がノリノリになる曲まで、幅広く演奏して下さいました。

山田有里子さんのタップダンスも、とても楽しく会場を盛り上げてくれました。

また、このゲストのお二人へのインタビューをスピーチクラブにやってもらえないかというアイデアを西村さんのお母さんから提案頂き、初めての取り組みで戸惑いましたが、スピーチクラブの二人に登場してもらいました。スピーチクラブの二人は、とても緊張していましたが、スピーチクラブの成果を見せてくれました。

こんな大舞台に立つことができて、とても緊張したとはいえ、確実に大きな自信に繋がりました。
最後にゲストの西村さんのピアノ伴奏で、「ふるさと」を歌いました。公演後のアンケートでは「会場も一緒に歌いたかった」というご意見もありましたが、まだ、コロナがちょっと心配なので、舞台だけにさせて頂きました。ここに集った人たち全員で「ふるさと」を歌える日が来ることを願いながら、私も指揮をしながら思い切り歌いました。

今回は、練習過程で、利用者の人たちのいろいろな想いがあることがわかり、「音楽とは何だろう?」と随分考えさせられました。
人類は、いつ頃から音楽を始めたのでしょうか?
原初の音楽は、多分、とても素朴だったのではないでしょうか?
食べ物を求めて一日中駆け回り、疲れて洞窟に帰ってきて、木の枝か、動物の骨に穴を開け、吹いてみたのではないでしょうか?
素朴な音が、疲れを癒してくれたのではないでしょうか?
呟くように声を奏でて、歌が生まれてきたのでしょうか?
世界の平和を願い、自分たちのできることとして、身近にいる人たちと、仲良く暮らしていくことからだと感じてきた彼らを見て、今回、このテーマを選んで良かったと本当に感じました。

出演者全員で「ふるさと」を歌いました

彼らも大舞台を終え、満ち足りた表情をして、それぞれの場所で、活き活きと仕事に生活に励んでいます。
又、来年に向けて、話し合いをしていきます。彼らから、どんなアイディアが出てくるか?楽しみです。

🔔第27回心の鐘コンサート🔔
令和6年11月22日(金)
練馬文化センター 大ホール

吉田 由紀子

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