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“われもこう”の想い その67「笑」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年6月15日 その67「笑」


この文字を見て、思わず心と口元がほころびませんか?
この文字を書いたI君は、今年特別支援学校高等部を卒業して、あかねの会就労支援室かがやき(就労継続支援B型)に、4月に入室されました。
実習の時、上手にできなかったチラシを折る練習を、家で取り組んでいるそうです。
毎日かがやきでは、刺繍やシュレッダー、アートなどの作業に取り組んでいます。
この文字を書いたのは特別支援学校高等部の時に書き、選ばれて書道作品展に展示されました。



ご家族から以下の様な連絡を頂きました。

ご無沙汰致しております。体調は如何ですか?音楽クラブで元気なご様子と聞き安心致しましたがくれぐれも無理をなさらずお身体を大切にして下さい。
2月11日(土)に東京都庁 都政ギャラリーで書道作品展があり我が子の作品が展示されたので皆で見に行って来ました。東京学芸大教授の石井先生はじめ内田先生に講評頂き良い思い出になりました。
あかねの笑顔の輪の歌を毎日のように歌っています。その”笑”を書いています。

Iさんは中学時代から、発達支援部だけでなく、余暇活動にも参加していて、音楽クラブにも参加しています。本当に音楽が好きで、大きな声でいつも歌っています。
去年のコンサートのテーマをみんなで話し合って「笑顔を広げよう」に決まり、オリジナル曲として「笑顔の輪」を作詞して曲をつけてもらいました。
その歌をイメージしながら、この「笑」を書いたのだと思うと、ほっこりするものがあります。
I君がこれからも、笑顔で日々の活動に取り組み、できることが増え、自立度が高まっていくよう、諦めない支援を続けていこうと改めて思いを新たにしました。

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