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“われもこう”の想い その64「みんなの力を借りて」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年5月1日 その64「みんなの力を借りて」

去年のゴールデンウイークはコロナ禍でしたが、毎年寮生が楽しみにしている秩父に、何とか行ってきました。ゴールデンウイークを山の家で皆で過ごせるように、その前に何人かの利用者と整備に行ってもらっています。去年は隣の敷地の木が倒れ、こちらの敷地内に影響が出そうで、利用者だけではどうしようもなく、結局業者を呼びました。
今年は、元左官職を30年前後やっていた、CさんとSさん二人に行ってもらいました。二人とも、秩父に手伝いに行くことをとても楽しみにしてくれていました。今までも毎年、いろいろな形で行ってもらっていました。今年も、二人とも軍手やノコギリまで個人で用意してきてくれました。
下見も兼ねて、行きに宝登山のロープウェイに乗って、山頂にある昼食場所を確かめました。景色がとても素晴らしく、みんなを是非連れて行ってあげたいと思える場所でした。

その後、山の家の手前にある華厳の滝にも寄ってみました。

ここもよく行く場所ですが、夏には滝壺に入って遊んだりしました。
いよいよ山の家に着き、Sさんは例年通り、軽々2階の屋根の上に登り枯葉を落とし、屋根をきれいにしてくれました。

掃除前

掃除後

2階のテラス

1階のテラス

5月にグループホームの人たちが来て、気持ちよく過ごせそうな状態になりました。
家もさっぱりしたので、下見を兼ねて星音の湯に行き、汗と泥で汚れた体を温まりながらきれいにしました。今後は、毎年継続していくために秩父山の家の掃除は、就労継続A型に依頼していこうと考えています。仲間たちのために、A型の人たちが清掃、整備できる力を蓄え、会の活動を支えていけたらいいなと思います。

吉田 由紀子

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