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“われもこう”の想い その63「サークルから街かどケアカフェに」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年4月26日 その63「サークルから街かどケアカフェに」

去年の7月から、カフェレストランわれもこう光が丘公園店の、平日午後の集客を増やしたいと思い、3つのサークルを始めました。
「手話クラブ」
「ウォーキングクラブ」
「刺しゅうクラブ」

ウォーキングや刺しゅうのサークルは、思ったほど人数が集まりませんでしたが、手話サークルは最初から人気があり、希望者が増え続け、2つのクラスに分けるほど人数が集まりました。
手話サークルに参加された方の中で、店内で案内していた「ガイドヘルパー講習」のポスターを見てくださり、三日間の講習を受けて資格を取り、あかねの会のガイドヘルパーで働いてくださることになった方がいらっしゃいます。70代の方で、まだまだお元気です。ウォーキングサークルにも入って、ご自分の体験をいろいろな方に伝えています。
あかねの会では、ガイドヘルパーが足りずに困っていました。前月までに、次月のガイドヘルプの希望を聞いて組んでいくのですが、ガイドヘルプを希望している人たちに、ガイドヘルパーを充てることができないことが度々あり、仕方なく、あかねの会の法人の常勤職員に、残業として土、日曜日にガイドヘルパーをやってもらうことで、何とか穴を埋めていました。こんな形でガイドヘルパーさんが増えるとは、予想もしませんでした。とてもうれしい誤算でした。本当に助かっています。

定年を迎えられ、もう仕事なんて‥と思っていられる方達!まだまだ、あなたの力が必要な場があります。知的障がいの人たちを、余暇活動として土、日曜日に、いろいろな所へ連れて行って下さることで、障がいのある人たちの余暇が充実します。平日は、小中学校への送迎の仕事もあり、支援して下さることで、その子のご家族が働くことや、介護が可能になったりします。とても、助かります。少額ですが、最低賃金プラスαの報酬もあります。

試行錯誤で実践をしていましたが、今年の初め頃、練馬区の福祉部の方から、あかねの会でも「街かどケアカフェ」をやってもらえないかという打診が来ました。その制度は知っていたものの、その余裕はないと思っていました。しかしよくよく考えてみたら、このサークル活動が、街かどケアカフェとして運営できないだろうか?と考えて、区の方に登録させて頂きました。

2023年2月、ねりま区報の街かどケアカフェの記事に、あかねの会も掲載されました。区報に載るということは、こんなに大勢の方達に見て頂けるということを実感しました。
刺しゅうやウォーキングにも、街かどケアカフェに登録してから、急に申し込みが増えました。
ウォーキングも参加してくださった方達が、できるだけ無理なく歩けるコースを考えるようになりました。

光が丘公園内でシダーローズを拾いました

光が丘公園内の、カントウタンポポを見に行って、西洋タンポポの違いの見分け方などを知って頂こうという企画も立てました。カントウタンポポの群生地まで歩いてき、西洋タンポポとカントウタンポポの見分け方ができるようになり、タンポポを見つけては花の下を覗き込み、「あっ、カントウタンポポだ。」「これは、西洋だ」と、皆さん声を上げていました。タンポポ鑑定士が誕生しました。

 

~ 練馬区公式ホームページより ~
このロゴマークが目印です!

「街かどケアカフェ」は、高齢者をはじめとする地域の方が気軽に立ち寄り、介護予防について学んだり、健康について相談したりすることができる地域の拠点です。
お近くの街かどケアカフェにぜひ足を運んでみてください!

吉田 由紀子

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