われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい
令和2年12月25日 その14「切れ目のない支援を目指して ~AからW、阿吽~」
あかねの会のマークは、Aの中に鐘が入っています。Aをグループホームの家の屋根として考え、グループホームの中で「ありがとう」「ごめんなさい」と繰り返し助け合って生きていくうちに、心の鐘が鳴るというイメージです。毎年、心の鐘コンサートで歌っている「虹色の鐘」の歌詞の内容が、「ありがとう」「ごめんなさい」を繰り返すうちに、ほのぼのと虹色の鐘が鳴るというものです。その歌から、後援会の名前も「心の鐘」と名付けられました。
このあかねの会のマークであるAは、アルファベットの始まりの「A」です。日本語でも、あかねの会の「あ」は、五十音の始まりの音です。つまり、あかねの会の「あ」とAのマークは全ての始まりを表します。
あかねの会では、「誰かのために、何かをしたい」われもこうの想いを大事にしています。利用者さんも、ご家族も、支援員もわれもこうの様に生きてほしいと願っています。
われもこうの「わ」は、アルファベットで表すと「W」です。五十音でも、「ん」の一つ手前です。
阿吽(あうん)という言葉があります。サンスクリット語で、阿吽は、宇宙の始まりから終わりを表すそうです。又、阿吽の呼吸で、呼吸を合わせて共に行動するという意味もあるそうです。AからWは、「あうん」と読むことができます。利用者の人たちの一生を表していると言えます。
「A~W」、「あうん」は、利用者の人たちの一生に寄り添い、切れ目のない支援を目指しているあかねの会の姿勢を表すマーク、言葉としてピッタリです。12月に入り、コロナ感染者数が日々増えていき、この先、どうなって行くのだろうか?という不安な気持ちが広がりつつあります。
こんな世情の中だからこそ、明るい希望を持って、みんなの呼吸を合わせて、これからの時代をどう生きて行くか?前向きに模索して行く必要があります。そんな願いをこめてわれもこうビルの屋上にA〜Wのライトアップをしました。夜空にわれもこうを表す赤と緑の点滅するライトを眺め、みんなで呼吸を合わせて前向きにコロナ禍に対応して、また、障がいのある人もない人も、笑顔で暮らせる様にと願い続けます。
今年は、本当にコロナに振り回された一年でした。われもこうの想いは、今回が今年の最後になります。来年は良い年になりますように。
吉田 由紀子