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“われもこう”の想い その78「障害者フェスティバル」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年12月13日 その78「障害者フェスティバル」

12月2日(土)、練馬区の障害者フェスティバルが、光が丘で開かれました。
コロナの影響で、舞台発表や、その他のいろいろなイベントを大々的にやるのは、久しぶりということで、運営面では大変な苦労があったと聞きます。
障害者フェスティバルは「障害者週間」に合わせて、障がい者に対する理解と認識を深めるため、普及・啓発・交流活動を行う事を目的とし、原則として毎年12月の第一土曜日に開催しています。
練馬区に在住、在学している方や区内に活動拠点があれば、障がい者団体や施設だけでなく個人も参加ができます。
開催にあたっては、参加団体から実行委員を選んで、委員会を設置し準備、運営を行います。今年は、あかねの会の職員も、二人、障害者フェスティバルの運営面に携わらせて頂きました。運営上の苦労がわかり、たいへん勉強になった様です。
以下、実行委員として関わった平松さんの感想です。

わたくし自身、これまでは参加団体の一つとして、模擬店の出店やふれあいコンサートの出演という部分的な関わりだけでした。それでも、フェスティバルを楽しみにしている利用者の皆さんや実際に遊びに来てくれる利用者の皆さんのお顔を見て、どれほどこの行事が好きで、大切に思っているかを感じていました。
今回、実行委員として関わり、本当にさまざまな障がいを持った方たちがいらっしゃり、それぞれが自分たちの活動、それにとどまらずご自分たち自身そのものを多くの方に知ってもらおうとする場であったことを強く認識しました。そして、障がいの種別は違っても、皆で力を合わせて、成し遂げることで生まれる連帯感は本当に得難いものです。
参加団体の数が、コロナ禍以前にまだ戻っていません。また、特に父母の会といった団体の高齢化の問題もあり、参加団体数が増えるのは難しいのかもしれません。しかし、障害者フェスティバルが単なる楽しいイベントではなく、多くの人々とつながり、多くの人々に自分たちを知ってもらえる場であることを発信することで、参加者を増やすことができるのではないでしょうか。
ふれあいコンサートは、3年ぶりの開催でした。合唱やダンス、バンド演奏に阿波踊りと多彩で、特に聴覚障がいの方が在籍する「だいこん連」の阿波踊りは観客と一緒に踊る場面もあり盛り上がりました。

あかねの会も、音楽クラブが出演し、プログラム一番で、合唱を披露しました。11月に終わったばかりのコンサートで歌った「へいわのたね」「笑顔の輪」「われもこう」を歌いました。できるだけ多くの人にこの歌を届けたいという気持ちで歌いました。

天気に恵まれ、賑やかなフェスティバルになりました。各模擬店の売上も良く、終了時間を待たずに売切れになる商品もありました。
開催にあたっては多くの方々のご尽力があることを我々も忘れず、皆さんにも知っていただきたいです。

 

吉田 由紀子

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