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“われもこう”の想い その4「今できることは何?」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和2年7月27日 その4「今できることは何?」

ここの所コロナウイルスによる感染者の数が増え続け、8月2日に予定されていた音楽交流フェスタを中止せざる得ないと判断し、先週中止の決定をやむなくしました。担当が、やる気満々だったのでその落胆の様子は、予想を超えるものでした。世の中がこの状況ですから致し方ありません。その中止決定後も感染者の数は増え続け、連休中に過去最多になってしまいました。そんな中でも、連休中に北海道でランニングの合宿を実施する知的障害の団体もあり、強制力のない、曖昧な国の方針の元、各自、各団体の判断に委ねられていて、実施、中止のラインが明確に見えてきません。でも、とにかく「うつさない」「うつらない」今、私たちにできることをやるだけだと思います。

手洗いの重要性は再三言われているにもかかわらず、まだまだ、しっかりできている人は少ないです。自分に今できることをしっかりやり、正しい情報を取り入れて、正しく恐れ、後は冷静に今の生活をしていくことだと思うのですが、知的障害だから?こだわりの強い人たちだから?とても、異様にコロナを怖がり、外に出たがらず、今までの生活が保ててない人がいます。異様に恐れる人たちが、手洗いを徹底してくれればいいのですが、恐れるけど、やることは徹底してできていない人も多いです。正しく恐れ、やるべきことをきちんとやり、後は天命に任すという気持ちでいて欲しいと思いますが、周りの人達が、まず冷静に対応し、彼らに安心を与えることが大事なのだとつくづく感じました。

7月から、毎月やっていた就労支援室の講話を4ヶ月ぶりに再開しました。密を避けるため、グループに分け、五ヶ所でコロナのこと、手洗いの徹底について話しました。毎日、支援室でも徹底している筈ですが、やはり、そばについて一緒に10まで数えてあげたり、洗う順番、手指の名称を言ってあげないと、雑に数回擦って終わりにする人が殆どです。10回ずつの洗い方を、本当は2回した方が良いとお医者さんが言っていました。まだまだ、手指の洗い方はいい加減と言わざるえません。この機会に是非しっかりと洗う手順と共に手指の名称も覚えられたらいいなと思います。

児童発達支援、放課後等ディサービスは、元々マンツーマンなので、徹底しやすいですが、1週間に一回なので、声をかけ続ければやってくれますが、一人できちんとできるようになるには厳しいです。他団体に通所している人たちで土日曜日だけ、日中一時支援ひだまりでお預かりしている人は、親御さんが連れてくる方が多いのですが、親御さんがついて手洗いをしているのをみても、かなり雑!でおしまい。よく聞くと、障害が重いからきちんと洗えないということで、噴霧式のアルコールだけで毎日すましていて、手を洗うことがない人もいてビックリ‼️しました。

他のことでもそうですが、障害のためにできないと思われて放置されている人が多いと以前から感じていました。
丁寧に教えればできるのに、きちんと教えず、できないと決めてかかっている、これは、支援側の敗北ではないでしょうか?

吉田 由紀子

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