われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい
令和3年12月20日 その31「アーティスト、また誕生」
あかねの会の理事の松本邦夫様のお陰で、最近、障がい者アートに注目が集まり、令和3年3月から三井不動産関連の川口の倉庫で『レストルームの美術館』という障がい者の絵をトイレに飾り、レストルームを美術館にしようというプロジェクトが始まりました。絵は春夏秋冬と3か月おきに新しい作品に入れ替えが行われており、12月で4回目の展示になります。四季折々テーマを変えて展示し、従業員の方達の癒しになっています。こういう発注に応じて、各B型作業所で、季節の折々に触れた作品の制作に取り組んでいます。
川口の倉庫 レストルームの美術館
去年から、コロナ禍のため、自主製品の販売会も少なくなって、ししゅうやさをり織の自主製品がたまってきてしまい、制作をストップせざる得ない状況になってしまいました。その代わりの活動として、カレンダーの絵の制作や、アートに取り組む時間が増えました。そんな活動を通して、利用者の人たちの今までにない能力を発見することがあり、この人がこんな絵を描くのかという驚きや、新しい活動の広がりにつながりました。
あかねの会大泉就労支援室
KOICHIの世界
目黒就労支援室でも、夢中になって絵を描く人が現れました。
目黒就労支援室 Tさんの作品(目黒美術館『日々のよろこび2021』に展示されました)
松本邦夫様は、三井ガーデンホテルの会長職退職後、NPO団体グループ ハッピースマイル を立ち上げられ、コレド日本橋での2か月に一度の障がい者団体の販売会を行っていらっしゃいました。ここ数年定着し、とても好評でしたが、去年から始まったコロナ禍のために、会場を使うことが難しくなってしまいました。その代わりの活動として、川口の倉庫のアート展や、銀座の三井ガーデンホテルでの障がい者アート展示販売に取り組んでいらっしゃいます。
あかねの会のアート作品も、三井ガーデンホテル銀座プレミアで、12月10日から25日まで展示販売されています。
詳しい情報はこちらをご参照ください。
https://corp.gardenhotels.co.jp/campaign/xmas/
吉田 由紀子