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“われもこう”の想い その91「大泉就労支援室(就労支援B型)」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和6年7月2日 その91「大泉就労支援室(就労支援B型)」

大泉就労支援室は、3年前、大泉発達支援室の移転に伴って、その隣に新設する形でスタートしました。大泉街道に面し、西武池袋線大泉学園駅からも徒歩5分の賑やかな商店街にあります。
コロナ禍が始まり、大泉周辺のグループホームなどから、電車を使って春日町のわれもこうビルにある就労支援室に通うことが、憚られた時期に探して見つかった物件でした。大泉周辺のグループホームやご家庭から、徒歩で通うことができる場所で、コロナ禍の間も通うことができました。

大泉街道に面したショーウィンドウには、就労支援室で利用者の方々が作った製品が飾られています。

店内は作業室も兼ねていますが、そこにも、利用者の人たちが作った作品がたくさん展示されています。

大泉就労支援室以外の春日町の就労支援室や、さをり工房で作った製品も、展示販売されています。

コロナ禍も、やっと治ってきて、高野台以西に住んでいる人たちの通所先としては、丁度通いやすい場所にあります。大泉街道に面していることもあり、人通りが多く、街中にある店舗的な存在でもあります。

あかねの会の4箇所あるB型就労支援室の中では、利用者の平均年齢が一番高く、落ち着いた雰囲気です。社会経験も豊富な人たちも多く、平均年齢は高いですが、働き者揃いです。いろいろな工夫をして、作品を制作しているのも、大泉就労支援室の特長です。

牛乳パックに、和紙の絞り染めを貼り付けた作品

トイレットペーパーの芯と、ペットボトルの蓋で作ったカタツムリ

刺繍やさをり織りの残糸で作ったチューリップ

色をつけたシャボン玉で作った紫陽花

季節を感じられる作品を、いろいろな捨ててしまわれそうな素材を使って作品にしているのが特長です。

私は、月に一回の講話で、大泉就労支援室を訪れるのですが、いつも、斬新な方法で季節感の溢れる作品に出会うのが楽しみです。6月の講話では、「時の記念日」「虫歯予防デー」「父の日」のことなどを取り上げました。

月に一回の講話を楽しみにしてくれている利用者に会うのも、私にとっては、とても楽しみなことです。
又、いろいろな話題を提供して、どんな反応をしてくれるか?
これも、いつも新鮮で、その時期、時期ごとの話題を興味持ってもらえる様にどう提示していくか?その工夫をすることも、とても楽しい仕事です。

利用者自身が、いろいろな仕事をしたり、季節ごとの作品を作ったり、講話で聞く話しに耳を傾けて、新しいことを知ったりすることが、楽しく充実した日々に繋がっていって欲しいなと願っています。

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