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“われもこう”の想い その71「第18回音楽交流フェスタ〜8月21日 光が丘IMAホールにて〜」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和5年10月12日 その71「第18回音楽交流フェスタ〜8月21日 光が丘IMAホールにて〜」

コロナ禍のため、3年間実施できなかった音楽交流フェスタを8月21日に開催しました。
音楽交流フェスタは、地域の団体が集まって音楽を通して交流しようと、17年前、大泉の楽器店で音楽教室を運営している山葉さんの提案で始まりましたが、山葉さんが多忙になられ、あかねの会が主体となって続けてきたのですが、コロナ禍で中断されてしまいました。
しかしその間、会場を借りて準備はしていたので、あかねの会の内部だけで、音楽を趣味でやっている人たちの発表会として行ってきました。
内部の会でリラックスして取り組めるので、一昨年、昨年と日中一時支援のプログラムのスピーチクラブが司会をするということも試みました。
スピーチクラブの人たちが人前で声を出すことにも自信がつき、今後も司会的な仕事もやってみたいという動機付けにもなりました。

スピーチクラブの司会

音楽交流フェスタの委員会で、今年は内部だけでなく、地域の団体の参加もあるが、これまでのスピーチクラブの実績から、スピーチクラブに司会をしてもらったらどうかという話が出て、スピーチクラブのやる気に火がつきました。
4年ぶりなのと、コロナのため練習ができない団体が多いと聞いていたので、出演団体の交渉がどうなるかが最大の課題でした。4年前に出演いただいたある団体では、普段の練習もなかなかできないこともあるように聞いています。しかし、外部からは3つのいろいろな団体に参加していただくことができました。あかねの会からは、今回は音楽クラブだけでなく、ダンスクラブ、スピーチクラブも出演しました。

あかねの会ダンスクラブ

今年初参加の阿波踊りの「だいこん連」さんは、聴覚障害のある方たちの団体で、とてもリズムに乗って、会場全体がお祭り気分になりました。

だいこん連

ハンドベルクワイア 響 -hibiki- は、ルーテル学院大学の卒業生たちが、卒業後もハンドベルの演奏を続けている団体で、メンバーは福祉施設の仕事に携わっている方が多いそうです。ハンドベルの優しい響きが、音楽の世界に誘ってくれました。

ハンドベルクワイア 響 -hibiki-

ここ数年続けて出演して下さっているノブタクは、心の鐘コンサートにも出演して頂いているので、お馴染みで、ピアノ・フルートとヴァイオリンの演奏で楽しませてくれました。

ノブタク

最後には、全員で、恒例の「小さな世界~イッツ ア スモール ワールド~」の演奏をして、会場が一つになりました。ささやかな実践ですが、この音楽交流フェスタが、本当に世界が一つになっていくきっかけになればいいなと感じました。コロナも落ち着いてきたので、これからは毎年、更にいろいろな団体に出ていただき、この想い、活動が広がっていくことを期待しています。
来年は、8月11日(日)に光が丘IMAホールで開催予定です。一人でも多くの方に来て頂きたいと思います。

吉田 由紀子

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