われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい
令和7年2月3日 その107「令和6年度グループホーム正月旅行 1月2、3日」
1月2日
元旦の日の出がすばらしかったので、又、日の出を見ようと朝早くから起きてきた人が女性7人、男性1人がいたので、7時前、日の出を見に浜に降りました。元旦より少し雲がありましたが、やはり海から登ってくる朝日には力を与えられます。
朝食の準備、片づけをみんなでして、今日は城ヶ島公園へ出かけました。
足の悪い人4人はゆったり別行動で、あとの人たちは園内と浜まで降りて馬の背洞門まで行きました。下り坂では声をかけあい、手をさしのべ、助け合いながら全員、素晴らしい奇岩〜馬の背洞門に辿り着きました。
振り返れば、富士山の全景が見えました。
その後、城ヶ島灯台の見える所まで歩きました。大島も見えました。
こんな鳥もいました。
こんな貝も拾いました。
そして空を見上げると次々飛行機が羽田の方から城ヶ島灯台の上を通って、名古屋、大阪方面へ飛んでいくのが見えました。その下には、光る海が広がっていました。
昼食は、三崎港にあるお店に入り、新鮮なお刺身料理を頂きました。丁度、テレビで一日目に行った小田原が、大学駅伝で中継されて出ていました。やはり、自分達で行ったお店が写っているのを見て、関心を持ってテレビを見ている人が多かったです。
その後、ソレイユの丘の温泉に行きました。温泉だけでなく、いろいろな設備がありました。
観覧車に乗りたいと3人が乗りました。高い所から海がきれいに見えました。
お風呂の後、テラスでアイスクリームを食べたり、お土産を買ったりしていました。
1月3日
最終日のこの日も7時前から、朝食の準備を手伝おうと、大広間にみんなが集まって来ました。
最終日なので、荷物をまとめるのに時間がかかる人がいました。
自分で洋服を巻きだたみできない人に、支援員が手を持って教えていきました。旅行の時だけではなく、普段から寮の生活の中で身につけていかなければと感じました。
最後の朝食を頂き、宿を後にする時、女将さんや従業員の方たちが、バスまで見送りに出て下さいました。人数的にこの位だったら、又、使わせて頂きたい宿でした。
最終日は、江ノ島にある水族館に行きました。ここのイルカショーは、一昨年も大感動で、みんなよく覚えていました。水族館に着くなり、10時半からのイルカショーを見るために、とにかく、他のお魚さんは素通りして、イルカショーを目指しました。
イルカと、トレーナーとの信頼関係性の大切さを見せられ、障がいのある人達の支援の根幹の姿勢としても、おおいに参考になりました。イルカには、言葉が通じないから、信頼関係をどう築いていくかが大事と、何回もトレーナーの説明がありました。
イルカショーの後、ゆっくり、水族館の中を見学して廻りました。
昼食は、水族館から歩いて行ける「江の島小屋」で、江ノ島の名物のしらす丼を頂きました。私も初めて食べましたが、その新鮮な味に感動しました。最初、しらすが入荷しないから別メニューと言われていたのですが、直前に入荷したとのことで、急遽しらす丼にして頂き、ラッキーでした。ちくわやかまぼこもそうでしたが、ふだんから食べなれている物でも、新鮮な状態で食べるとこんなに美味しいのかと感動しました。採れたての現地で食べる意義を感じました。
食べ終わって、お店の外に出たら、10人以上のお客さんが外で座って待っていました。結構な人気店のようでした。
帰りの高速に乗り、海老名サービスエリアに寄り、最後のお土産物を買う人も何人かいました。4日、5日が、土、日曜日に当たったため、東京に向かう高速道路も、練馬までの道路も空いていて予定よりも40分も早く、われもこうビルに到着しました。
しおりの反省ページに、今回の旅行の感想や、来年の要望などを書いてもらい、コピーをして4時過ぎには、解散できました。帰りも支援員が来て、会計の確認や、反省のコピーなど手伝ってくれました。本当に助かりました。
やはり、かまぼこ、ちくわ作りの体験が印象的だったようです。初日で一番遠い記憶の筈なのに、何人もが、かまぼこ作りの楽しさを語っていました。今後の旅行計画の参考にしていきたいと思います。
健康面では、1日に、二人発熱した以外は、みんな元気で、旅行後の2年続いた感染症の心配も今回はありませんでした。
今回の経験から、「万が一の対応」の準備の大切さを痛感しました。
来年からの旅行に生かしていきたいと思います。