NEWS

“われもこう”の想い その106「令和6年度グループホーム正月旅行 1月1日」

われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい

令和7年2月3日 その106「令和6年度グループホーム正月旅行 1月1日」

1月1日
初日の出を見たい人は、宿の玄関に6時半集合と言っておいたら、女性の部屋では、5時半に電気をつけて、みんなが起き始めたので、6時半まで寝るよう声をかけて、もう一眠りしてもらいました。
6時半に宿の玄関に集合して、海岸に向かいました。比較的、暖かい朝で、海風にあたっても震え上がる様な感じではなく、目の前の海の向こうが白み始めているのをじっと立って待っていても気持ち良かったです。


6時43分、空が茜色に染まり始めました。


太陽が少し出て来ました。6時52分、太陽が少し見え始めました。


6時55分、太陽が全部、見えて来ました。令和七年の始まりです‼️
太陽に向かって、思わず今の私の願いを呟いてしまいました。「みんなが安心して暮らせる場所が、一日でも早く作れますように」今年は、この実現のために、全力を尽くそうと誓いました。
みんなも、「健康」や「仕事」のことを胸に誓ったようです。

宿に戻って、朝食準備をみんなで手伝いました。一日目に動こうとしなかった人たちも、周りの動きにつられて、自然に協力し合っていました。
出発までに少し時間があったので、女性の部屋では、6みずき寮でやっている体操をOさんが提案して、やり始めました。骨密度を上げる運動や、足腰の筋力を鍛えたりするもので、みんなでやると楽しそうに取り組んでいました。

朝食後、MさんとIさんが、37度前後の発熱ということでしたが、様子を見ながら一緒にとりあえず出かけました。
9時宿出発。観音崎公園へ向かいました。
観音崎灯台は、明治2年1月1日に初点灯された日本で一番古い灯台です。三浦半島の東側で東京湾に向かって建っています。灯台まで左手に東京湾、その先の房総半島を背景に、光る海を眺めながら歩きました。

灯台に登るのに、三百円かかると聞いて、待っていると言ってほとんどの人が海を眺めて待っていました。
足のことが心配でゆっくりコースのOさんが、是非登りたいと言って、頑張って登って来たのには驚きました。最後の最後が、細い螺旋階段のため、断念しましたが、あそこまで登れたことに自信を持て、又、次の目標にしたいというのを聞いて、その前向きな姿勢に感動しました。
灯台からの眺めは、絶景でした。


正に、房総半島と三浦半島に挟まれた東京湾の入り口に当たる重要な所であることが、一目でわかる場所でした。

昼食は、横須賀にある海軍カレーを食べられるお店に行きました。

地下にある「ハニービー」というお店で、マスターが一人で私たちの昼食を用意してくれていました。ポテトチップを砕いてカレーに載せて食べるというのも初めてで、みんな、あっという間に食べてしまいました。
みんなが配膳を手伝ったのは良かったのですが、牛乳をこぼしてしまい、カレーが牛乳づけになってしまったのを、やった本人が、どうしていいのかわからなかったのか、置こうとしていたKさんのものだと言い張り、自分のものと取り替えようとしないのには、驚きました。失敗した時の責任の取り方について教えていかなければと思いました。結局、牛乳づけカレーは吉田が食べました。
IさんもMさんもカレーは完食で、大丈夫そうかなと、様子を見ることにしました。

午後は、海辺の湯に行きました。ここは、一昨年も来た所で、露天風呂からは、海が眺められます。
入浴前の検温で、Iさんが39度近くに上がり、とても辛そうなので、休憩室に直行して横になってもらいました。Mさんも37度台でしたが、入浴はやめることにしました。万が一のことを考えて、東京から迎えに来てくれる要員を4人頼んでいましたが、今から要請すると、現地に着くまでに2時間以上かかり、東京に着くのが、夜遅くなってしまうことが予測されたので、職員に二人を電車で連れて帰ってもらうことにしました。その間、その手配のために、私が電話をかけたり、LINEを打ったりしていたため、女性は、それぞれ自分たちで入浴してもらいました。今回、介護が必要な女性がいなかったので、何とかなりましたが、今後はそんな場合も考えておかなければならないと思いました。理事長に連絡を取り、練馬春日町駅に、6時過ぎに車で迎えに来てもらうよう手配しました。
第三さつきの代泊もいざという時のためにお願いしてあったので、連絡を取り、夕食準備をお願いできました。
急に二人の利用者が欠けてしまい、少し寂しくなりましたが、後のみんなは、とても元気でした。
夕食もいつも通り、動ける人たちは、みんなが手伝ってくれました。
消費期限が切れるので、自分で作ったかまぼこを夕食で食べることにしました。宿の方で、切って出して下さり、食べ終わった後のかまぼこの板も綺麗に洗って下さり、記念に持って帰ることにしました。

PAGE TOP