われもこうの花は小さい
だから誰も振り向かない
誰も気がつかない
でも、われもこうは
誰かのために 何かをしたいと
ずっと願ってる
私も、障がいのある彼らも
ただの人間
天使でも悪魔でもない
ただの人間
目立たない花だけど
力一杯咲き切りたい
令和7年2月3日 その105「令和6年度グループホーム正月旅行 12月31日」
朝、6時。引率予定の職員から、発熱したので旅行に行けないとLINEありました。前もって引率の代行を頼んでいた事務局の職員に連絡して、用意をこれからして行くとの返事をもらいました。
前日までに旅行に行く予定の2名が発熱し、寮に残ることになり、今年は22名の参加になりました。
9時05分出発
西武バスの運転手さんからの自己紹介と挨拶してもらいました。
今日の予定を説明後、一人一人の自己紹介を例年通りに行いました。名前・寮・昼間の所属・趣味を話してもらった後、質問も受けることにしました。お互いに知っているようで、詳しくは知らないこともたくさんあるようです。お互いに、いろいろ質問を出していました。自己紹介でかなり盛り上がり、昼食場所に到着する直前までかかってしまいました。
昼食は平塚のだんらん豊田店でヒレカツ定食を食べました。
その後、今回の旅行の目玉、かまぼこ作りのために小田原を目指しました。1:30に小田原の鈴廣かまぼこの里の中にある「かまぼこ博物館」に到着しました。
かまぼことちくわ作り
まずは、手洗いから始めます。
<かまぼこ作り>
説明を聞いてから、自分たちでも、実際に作ってみました。なかなか説明通りにはいかず、支援員さんに手伝いもしてもらいながら、何とか、形にして行きました。
説明を聞いて
材料をこねて
板に乗せたのを、機械で蒸して出来上がり。
<ちくわつくり>
練ってある材料を竹の棒に巻いて行く。竹に巻いていって輪になるから「竹輪」と名前がついたのだと納得しました。ちくわは、消費期限がその日ということで、宿について夕食の時に頂きました。できたての新鮮な美味しさにビックリ‼️
ちくわやかまぼこが、こんな美味しいとは?
まして、自分が作ったと思うと、更に、その美味しさに感動している様子でした。
夕食が終わる頃から、紅白歌合戦も始まり、ワイワイガヤガヤとみんなで、大広間で、テレビを見ました。
その側で、毎年恒例の爪切りをしました。
年々、自分で上手に爪を切れる様になった人も増えて、改めて病院に行って欲しい人の数がうんと減りました。中には、やはり、こんな爪の人もいて、やはり時々は、チェックしてあげなければならないと感じました。
かまぼこ作りの後、高速道路に入り、海老名サービスエリアで休憩した後、三浦半島に向かいました。
サービスエリアでは、トイレだけでなく、飲み物を買いたい人もいるのですが、サイフだけを手に持って降りたKさんが、トイレに入った時に棚にサイフを置いてしまったようで、飲み物を買う時に財布がないことに気がつき、トイレに戻ったけど、サイフはすでにないと、私の所に言ってきました。その後、サービスエリアに問い合わせ、無事にサービスステーションに届いていたことがわかり、4日目に東京に帰る前に海老名サービスエリアに寄り、本人の手元に無事、戻りました。
サイフは手に持つのではなく、必ず身から離さないショルダーバッグの様な物に入れて行動する習慣をつけてもらわなければと思いました。
数年前には、確かそんな習慣がついていて、Kさんもそんなバッグを持っていた筈ですが、支援員も入れ替わり、引き継がれていなかったなと反省しました。
大きなバッグは、バスの下に入れ、手元に持つ荷物にその日のお風呂での着替えなど入れるのですが、それが、結構な大きな荷物になってしまい、トイレに行くだけのために持って行こうという気になれず、サイフだけを手に持って行ってしまったと思われます。
サイフや愛の手帳などは、更に身から離さないショルダーバッグを用意して持つ習慣をつけてもらわなければと思いました。
本人は、落ち込んでしまって、その日の夜も眠れなかったと、朝、眠そうな目を擦って起きて来ましたが、「失敗したから、次から、気をつけていけるのだから、失敗してよかったと考えよう」と声をかけました。
この言葉は、いつも、私自身に言い聞かせる様に言っている言葉です。